ABAPとは、SAP内で使用されるプログラミング言語です。
(Advanced Business Application Programmingの略称)
SAP内で使用されることを前提としたもので、基本的にSAP以外では使用できない言語です。
SAPは、導入することで企業の基幹業務を一元管理できるようになりますが
あくまでパッケージソフトウェアのため、如何に大量のカスタマイズを持つSAPとて
すべての要件をポン付けで満たせるわけではありません。
Fit & Gap分析を経て、埋められないGapへの対応の一つとしてアドオン開発にてGapを埋めるという手段があります。
このアドオン開発を語るうえでに欠かせないものが、ABAPになります。
ただ、アドオン開発すべてにABAPが必要というわけではなく、
Fiori開発などではフロントエンドにUI5を使用したり、ADT(Eclipseベースの開発ソフト)を使えば、
Javaで開発を行うこともできるようです。
ABAP開発における分類では大きく分けて以下のようなものがあります。
・レポート(通常のレポート機能のアドオン機能)
・バッチインプット(BDCデータを用いて標準画面をABAPプログラム内で起動するアドオン機能)
・Dynpro(アドオン画面を用いたユーザ対話型アドオン機能)
※これは個人的感覚ですがABAPアドオン機能の開発をしている感覚から述べると
上記3大分類の実感はあまりなく以下の2分類のように感じます。
・通常のアドオン開発(主にSE38から開発できるSAP標準機能とは独立したアドオン機能)
・拡張のアドオン開発(BadIやExitなどのSAP標準機能を拡張するアドオン機能)
基本的にアドオン開発を少なくする(カスタマイズや運用を考える等)ことで、
SAP導入コストが下がり、品質担保もし易くなりますが
アドオン開発を全くしないといったことにはほとんどならず、
大抵の場合はアドオン開発を避けて通ることはできません。
ABAP開発者には必須であり、SAPコンサルとしてもABAPを読めて損をすることはないので
色々調べて自分のものにしていくことをお勧めします。
※よかったら当サイトの情報でも参考にしてやってください。
ABAPとは?
ABAP-基礎系

